吃音症の治し方(大人編)
近年、大人の吃音症の治し方は、言語症状の治療だけでなく心理面、社会面、認知面など多角的にアプローチしていく治療が主流になりつつあります。
大人は今まで「自分はうまく話せない」というマイナスの経験を多く積んできているため、吃音が生じたときに自分の頬や足を叩いたり、足踏みしたりする随伴運動をすることが多く、そのことが吃音問題よりも大きくコミュニケーションに影響していることもあります。
発話の仕方も長年の蓄積で強固なものになっているので、吃音をなるべく生じさせずにスムーズに話す方法や、きつい吃音状態の時はなるべく軽い程度の吃音に変えるという緩和法などがあります。
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具体的なトレーニングとして、空気を思いっきり吸い込んで、下腹部に力を入れたまま少しずつゆっくり息を吐き出します。
ゆっくり息を吐きながらどんな言葉でもかまわないので少し伸ばすような感覚で言ってみます。
そして、一語が出来たら少し長めの単語から短めの文という風に発話を長めにしていきますが、無理せず息継ぎをして続けましょう。
だんだん慣れてきたら、会話形式の文や電話のやり取りなどの実践練習も取り入れます。
トレーニングの様子を録音しておくと自分の状態が良くわかります。
できていなければ何度でも根気強く同じ単語を繰り返して練習しましょう。
また心理的なトレーニングとして出来るだけお腹に力を入れて背筋を伸ばし人の目を見て話しましょう。
大勢の人の前で離すときは心をまず落ち着かせてから落ち着いて話始めることが大切です。
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